ウォータープルーフにはなぜ専門の洗浄剤が必要か?

わが国のような高温多湿の夏に求められのが、汗や水、皮脂に強いウォータープルーフ製品。強い紫外線防止効果を長時間維持するためには、汗や水で製品が流れてしまわないために日焼け止め化粧品にも欠かせない商品特性です。 
 
汗や水に流れない耐水性のウォータープルーフの登場で、長時間の紫外線カットが可能になりました。しかし、肌に吸着して落ちないデメリットもあります。通常の日焼け止めは石けんなどの洗浄料でも落とせますが、耐水性の高いウォータープルーフの日焼け止めは、専用のクレンジング料でないと完全には落とせないタイプもあります。 
 
ウォータープルーフの成分は主にシリコンを使用しています。シクロメチコン、ジメチコン、シクロペンタシロキサンなどのシリコンは耐水性の化粧膜をつくるので、他のオイル成分と組み合わせて使われます。 
 
シリコンは水にも油にも溶けないので、普通は固形石けんで完全には洗い流せません。「同じ性質のものは同じ性質の液体に溶けやすい」という物理の法則で、シリコンはシリコン系のクレンジング剤で落とすのがベストです。 
 
「石けんでも落ちる」という声を聞きますが、洗浄で落ちているのではなく、指やタオルで物理的に落としている状態なのです。このような洗顔は肌を傷めますので、やはり専用の洗浄剤で落とすのが最適です。もし、手元にない場合は、オイル用クレンジングで溶かして浮かせるようにやさしく洗ってください。 
 
中央書院刊「コスメの真実・裏側」を参考にしました。